日本の映画字幕翻訳家で、有名な戸田奈津子さん。
今まで日本の映画の字幕翻訳を担当した数は1500本以上と言われています。
戸田奈津子さんは、年間50作品を翻訳しています。
そこで気になるのは、年収ですよね〜。
そこで、今回は、
・戸田奈津子さんの年収は?
・戸田奈津子さんの字幕翻訳の年収にキャリアは関係ない⁉︎
・戸田奈津子さんが字幕翻訳で気をつけていることは?
などについて、お届けしていきたいと思います。
戸田奈津子の翻訳家の年収は?
映画字幕翻訳で大活躍の戸田奈津子さんの年収は一体いくらなのでしょうか?
戸田奈津子さんの年収は、
約2,500万
と言われています。
内訳としては、
字幕翻訳の映画1本の金額は、
40万〜50万
といいます。そして、字幕翻訳する作品数は、
週に1本•年間50作品を担当
しているようです。そうすると、
50万(翻訳1本の単価)×50本(年間翻訳数)=2,500万となります。
映画といえば、だいたい2時間くらいあるので、その字幕翻訳をするのに、週に1本のペースでできるのは、すごいことですよね!
気になる映画翻訳家の推定年収ですが洋画の字幕翻訳は、だいたい映画1本につき40万〜50万円
heikinnenshu
戸田奈津子の翻訳の年収にキャリアは関係する?
年収にキャリアは関係ない
日本の映画字幕翻訳家として大活躍の戸田奈津子さんですが、実は、
年収にキャリアは関係ない
といいます。
今日から初めた人でも、翻訳家10年経験者でもキャリアに関係なくギャラは一律!
【戸田奈津子さん】
「好きでしている仕事。
お金が目的じゃないからいいんです。」
と話しています。
本当に好きじゃないと、こんなに長く続けていくことはできないですよね。
本格的に翻訳を始めたのは44歳
戸田奈津子さんが本格的に翻訳を手がけるようになったのは44歳で、
フランシス・コッポラ監督の『地獄の黙示録』
という作品です。
戸田奈津子さんは、はじめは『地獄の黙示録』の撮影のロケ地でのガイド兼通訳を頼まれました。
しかし、映画が完成すると、コッポラ監督は、無名の戸田奈津子さんを字幕翻訳者に推薦してくれたと言います。
ここからが人生の転機となり、戸田奈津子さんが字幕の業界から暗黙のお墨付きをもらうことができ、現在まで上り詰めてきました。
本格的に字幕を手掛けられるようになったのは、フランシス・コッポラ監督の『地獄の黙示録』(1980年)からですね。
chichi
【戸田奈津子の年収は⁉︎】翻訳で難しいのはコメディ
戸田奈津子さんが難しい翻訳が、
コメディの翻訳
だといいます。
例えば、映画「007」のジェームズ・ボンドが活躍するスパイ映画シリーズ第22作。
【シチュエーション】
・事件の鍵を握る重要人物スレイトが死んで解決の糸口がなくなったボンドの一言。
「Slate was a dead end」➡︎スレイトが死んでこの事件は袋小路になった(直訳)
「死んだ」と「行き詰まった(袋小路)」の2つの意味を一言で表した戸田奈津子さんの翻訳は、
「脈なしだ」
です。”死んで脈がない”と”この事件は脈がない”をかけています。
決まった時間や字数で翻訳しないといけない中で、
しかも、ジョークで笑わせないといけないとなると、本当に難しそうですよね。
【戸田奈津子の年収は⁉︎】英語の勉強法やきっかけは?
英語の勉強法は書くことが大事
戸田奈津子さんは、どのようにして英語を勉強したのでしょうか?
戸田奈津子さんの、英語の勉強方法は、
ラジオでポピュラーソングを聴きながら歌詞を聴き書き取る
ということをずっとしていたそうなのです。
ラジオから流れるメロディーに耳を傾けて、必死で書き取っていました。
全部聞き取れないので、同じ曲が流れるたびに聞き取れなかったところを埋めようと必死に聴く。
しかし、戸田奈津子さんは、自分にとっては勉強ではなく、
【戸田奈津子】
「あの曲が歌いたい!」
というモチベーションだけだったといいます。
自分の好きなことは、親から言われず自ら進んでしますよね。
やはり楽しくやることが重要になってくるんですね!その方が、長続きしますよね!
ラジオでポピュラーソングを聞きながら歌詞を聴き、書き取ったりしていました。
juken
英語に興味を持ったきっかけは?
戸田奈津子さんが英語に興味を持ったきっかけは、中学2年生に出会った先生のおかげと言います。
先生が毎日出す宿題が、
短いフレーズを使って作文をする和文英訳
です。辞書を引きながら英文を作ることの楽しさを覚えたようです。
それを発表し、褒められると、また張り切って新しい文章に挑戦するの繰り返しで英語に馴染んでいきました。
この英語の先生のおかげで、英語の楽しさを覚え、将来の仕事にまですることができるなんで、本当に素晴らしいですよね。
中学2年になって出会った先生は、短いフレーズを使って作文をする和文英訳の宿題を必ず出してくださって。
juken
【戸田奈津子の年収は⁉︎】翻訳で誤訳が多い?
戸田奈津子は誤訳が多いと批判されている
翻訳家の戸田奈津子さんの映画字幕翻訳の誤訳が多いと指摘されています。
例えば、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』では、
「A Volunteer」➡︎「ボランティア軍」
と翻訳したが、観客から、「義勇軍でいいだろ」と指摘を受けました。
他にも『ジュラシック・ワールド』でも誤訳で騒ぎを起こしているようです。
映画批評家で辛口で有名な前田有一さんはこう話します。
【前田有一】
「戸田さんの字幕翻訳は意訳が多いのが特徴。
それが作品としてよかったり悪かったりと振れ幅が大きい。
ですから、どんな作品も直訳にする翻訳家と比較すると賛否両論になりやすい」
【意訳とは】
・原文の語句の一つ一つにこだわらず、全体の意味に重点をおいて訳すこと
戸田奈津子さんの翻訳は、意訳が多いから、誤訳と言われることが多いんですね。
しかし、今までで、1,500本以上の作品を世に送り出している戸田奈津子さん。
大御所ゆえに、有名な作品を手がけることが多く、賛否両論意見されるんでしょうね。
戸田さんの字幕翻訳は意訳が多いのが特徴で、それが作品としてよかったり悪かったりと振れ幅が大きいのです。
biz-journal.
戸田奈津子が翻訳で重要なことは?
戸田奈津子が翻訳するにあたり、一番重要だと思っていることは何でしょうか?
戸田奈津子さんが、翻訳で一番重要なことは、
【戸田奈津子】
「字幕の字数は限られているので、セリフの全部は訳せない。
一番重きを置いているのは、その人の気持ちが一番出るセリフを訳すこと。
一番重要なのは、感情的にちゃんと訴えられる日本語(になっていること)を心掛けていますね」
と話しています。
限られた字数の中での翻訳は、本当に大変でしょうね。
しかし、その中で感情的に訴えられるような翻訳を心がけているんですね。
「字幕の字数は限られていますから、セリフの全部は訳せないです。
eiga
ということで、戸田奈津子の翻訳家の年収は?について、
・戸田奈津子さんの年収は、約2,500万!
・戸田奈津子さんの年収はキャリアに関係なく一律
・戸田奈津子さんは、翻訳で心掛けていることは、感情的に訴えられる日本語
ということがわかりました。
戸田奈津子さんの今後の活躍を期待したいですね!